猪の糞便が病院中に臭い匂いをまき散らす中、ワシは慈悲もなく親父の糞を抜き取りにかかる。わざわざ希望を確認しなくても親父のマラはがちがちに勃起しており、汁まで垂らしてそういうことをしてほしいのが明らかなのだ。
ほれほれ、出せ出せ。ぐねぐねと指を奥まで入れてえぐって塊を動かしてやると。
「うふうぅぅ!うんんんんん!うんんんんんっ!」
むりりりむりりりむりりりりりむりりりりり!
ケツ穴が拡がり、でかいのが苦もなくストレートに出てくる。恰幅のよい親父の四つん這い排便だ。懸命に踏ん張っているところを失礼して奥をえぐり、消化の終わった塊を腸の中でさらに動かすと。
むりむりむりむりめりめりめりめりむりっむりっめりっめりっめりりりっめりりりっめりりりっむりりりっむりりりっむりりりっみちみちみちみちみちみち!
ぶぶぶべえぇぇぇぇぇぇっ!
診察ベッドの上の大型トレイに勢いよく転がる太い固形物、尻の下からぼわあーっと上がる熱い湯気。平日早朝のご家庭でならば珍しくない、出勤前の、一日の始まりを告げる便所の匂いが爆発する。
「おお!猪股さん!でっけえのが一本出てしまったぞ!こりゃ検査500回はできるんじゃないか?でっけえなあ!」
ぶべべべえぇぇっ!ぶえぇぇっ!ぶぶえぇぇぇぇっ!ぶぶうぅぅえぇぇぇぇっ!
この親父め、屁を漏らしすぎだ。
ここまで面白おかしく校長さんの排便を実況したことは今朝が初めてである。待合室は大声の笑いでのどかにあふれた。
「うぅぅっ!うぅぅぅぅっ!」
猪股校長の股がぶるぶると痙攣する。おっと、時期が来たようだ。ワシは垂れたばかりの糞便の上を通り越えて既婚校長のデカマラを握り、すっすっと手早くしごいた。
びゅうぅぅぅぅっ!びゅうぅぅぅぅっ!びゅうぅぅぅぅっ!
横幅の逞しい雄尻を震わせ猪が精を次々に吐き出す。ほとんど恥ずかしさだけで白いのを噴き散らかしている、56歳の恥知らず親父だ。
住職さんの大量の薄い精液もいいが、校長さんの力強く射出される粘っこい精液もそれぞれの親父らしさがありワシは好きだ。年齢を考慮しても三、四回で止まる少ない種だが、住職さんよりずっと生臭いカルキの香りがベッドと脂肪腹との間に立ち込める。
「ふうぅぅっ!ふうぅぅっ!んふうぅぅっ!ふうぅぅっ!」
射精中も辺り構わず大きな鼻声を上げる校長。猪股は今気持ちよく射精しています!と周囲に知らせたい欲が抑えられないのだな。糞便臭いのは待合室からでもよく分かるだろうが、この親父臭い鼻息がまさに射精の快楽にうめく年配男の熱い声だとはなかなか伝わるものではない。だからこそ思いきりよく、先生は子作りで慣らした雄の声を出しているのである。
「屁まで連発してよっぽどよかっただろう?この辺すげえ臭いぜ。」
「そう?臭い?」
そう来ると思ったよ。ワシは猪の耳元に口を付け、できるだけはっきりと事実を突き刺してやった。
「くせえくせえ。屁もくせえし、糞もくせえし。マラ汁も搾りたてのくせえ雄の匂いがするぜ。あんた、これだけくせえの前から後ろから出して待合室にばれないと思ってるのかね?」
「思ってないよ…。」
四つ足で頭を垂れ、夢見心地でつぶやく裸の猪校長。やれやれ、と言うべきか。
「さ、このままあっちに帰してもらえるほうがいいだろ?ほかの患者さんを入れ違いにここに呼んであげるからね。服を着なさい。」
最高潮のまま親父が丸い鼻からふうっと息を出した。次回もまたワシに好きなようにいじらせてくれそうである。
そこで思い出して、ワシは猪股さんに住職さんの話をしてみた。
「下山さんがね、1週間後に診察に来るんだよ。」
「住職が?」
肥満体を太い腕で支えつつ、猪股さんの大きな尻が震える。少し感づいてはいたが、この親父さんは下山住職のことを結構気に入っているようなのだ。
同い年で体型も似ているからだろうか。自分がワシからされていることを住職もされていると知ったら、校長はさぞ興味を示してくるだろう。
「住職と面識はあるかね?」
「顔を合わせるくらいしかないけどね…。あの親父も尻をやられてるの?」
「そうだよ。」
あぁぁ、と校長が濡れた声を上げた。
「あんたのケツから出た糞はヘチマみたいにぶっといがね、住職さんが昨日出したのは動物みたいにごつごつして頭としっぽがあったよ。オットセイに似ていたな。」
「うわあ。長さはどれくらい?」
「15センチくらいだったね。」
「色は、どんな感じ?」
「あんたのは黄土色で明るいがね、住職のは焦げ茶色だったよ。食べカスはどっちのが多いかな?あんたのを食って比べてもいいかね?」
こくんと首を縦に振る。ぐちゃぐちゃと取れたての糞をワシは食らった。ごっほ…。体内の微熱でしばらく温まっていたらしい腐敗物をよく噛んでから、校長に感想を伝える。
「食べカスは下山さんのほうが多いよ。たっぷり食ってるんだろうね。あんたの糞は住職さんのより10センチくらい長くて粘土質のカスが多い。代謝がいいから腸から剥がれたのがたくさん含まれてるんだろうね。どっちの尻もいい物をこしらえてくれるもんだ。」
うわあ…、と校長が喉を絞る。どちらの糞もワシは好きだから、ありのままを伝えて校長を興奮させてやりたくなるのだ。
「臭さも苦さも校長先生の糞のほうが上かな。だが、住職さんのも生臭くてそそる味だぞ。興味あるかね?尻も見たいか?」
「うん、すごく興味あるよ…。住職、嫌がらないかな?私が乗り込んできたら。」
そこはおそらく大丈夫だ。なぜなら、住職もそろそろ、ワシからの猥褻な行為に慣れてきている頃だから。同い年の校長になら、尻を見せるくらい屁でもなく、むしろ興奮してくれるだろうさ。
それに、半年の間にあまり交流を深められなかったのであれば、これを機に“お知り合い”になるというのもよいではないか。
「来週、住職と同じ時間に予約を取っておくよ。二人で一緒に並んで糞させてやろうな。住職の糞をたくさん観察してやったらいいよ。」
ぱあっと顔を輝かせそのまま赤くなる。この男はほかの恰幅のよい親父の尻も糞も見てみたいのだ。鼻を付けて匂いを嗅ぎ、口を付けて味を知ってみたいのだ。
「じゃあ、またね。いつもありがとうね。」
「いや、こちらこそ。」
すっかり格好を整えた校長がのしのしと出口へ行くと、反対のほうから大きな太鼓腹が現れて先に入り口を塞いだ。
「猪股さん、屁が臭いねえ。おお、でかいでかい。結構でっかいの出したじゃないか。臭い匂いの元はこれだったかあ。健康な一本、何より何より。はっはっは。」
いかめしい顔を崩した下山住職だった。ワシとしたことが、風邪薬と間違えて胃腸薬を出していたのが、手に持っている物ですぐに分かった。
が、勝手に診察室に乗り込んでくるとは…。