「さあ!まずは水に慣れるためにコースを一往復歩いてみましょう。順番ですから、ドラグール大王の合図を守ってくださいね。」
私がそう告げて、子どもたちがだいたい二人一組になる。低学年の子が急に転ばないよう高学年の子がサポートするためだ。
ただ、特にサポートしたりされたりしない3・4年の子は割と自由で、ほとんどが友達同士ではしゃぐ中、剛くんはドラグール大王の尻の後ろに居た。
私の隣で「順番だぞお。ぐはははは!」と大声で笑いながら子どもたちをコースへ送り出す体格のよい中年男。その後ろで、少年の指がまた尻いじりをしているようだった。
前屈の最中にやったように裾から穴を狙う剛くんは、今度は直立の熊田さんの尻のぶんと張り出したバスケットボール並みの山を左右から割れ目に向かって攻略していた。準備体操中に慣らして開きっぱなしにしておいたからたやすく遊び始められると思ったのか、もうダイレクトに裾から両手をすっぽり入れて、たぶん指2本ずつで奥の穴を掘削しまくっている。
低学年の歩みを急かすことはできないので、剛くんに順番が回るまではまだ10分か15分ある。少しもしないうちに指が3本ずつに増えたらしく、熊田さんのにこやかな顔とは裏腹にデカ尻の筋肉がびくびくと頻繁に震えていた。
小さい子たちが元気よく歩くプール中央のコース以外に注意を向ける人は居ない。完全にパーソナルスペースと化した大王の背後で、剛くんは小学3年生の子どもとは思えない過酷な尻責めを大の男に延々と与えていた。
両手で穴をいじり回していたかと思うと、片方だけ残してパンツから手を抜き、指の根元までごっそり付いた大王のウンコを口の中でしゃぶっている。しゃぶり終えるとまた当然のように裾から手を入れて穴を掘削しつつ、それまで掘っていた指のウンコを続けてしゃぶる。
ひとしきりウンコを味わうと、パンツの中で尻の割れ目に両手を潜り込ませて巨大な二つの山を外側へ押し開き、指を2本ずつ、3本ずつ、4本ずつと、まるで何本入るか試しているように大人の尻の中をほじくり返している。そしてまた、ごっそり取れたウンコを片方ずつしゃぶる。
ドラグール大王のパンツの後ろから手が抜かれることは一瞬もなく、常に指4本以上で穴の中のウンコをいじり回しているようだ。「くせっ。」「にげっ。」「熊田さん最高。」と、にぎやかなプール質の一角に8歳の暗いつぶやきがひたすら聞こえていた。
そんなにやられたら昼食を済ませて下りてきた熊田さんの太い大便はすぐにでも穴から出てきてしまいそうだな、と私が苦笑するとおり、熊田さんの太い下半身は自分の尻を必死で締めようとずっとびくびくしていた。
ぶうっ、ぶへっ、ぶっへえぇぇっ。空気が入りすぎたのか、隣のデカ尻から間抜けな音の屁が鳴った。ほじくられ続けてほんのり臭くなってきていた死角スペースにかなり濃いウンコの匂いが立ち込めてしまった。
「次は剛くんだぞ。準備できるか?」
排便を我慢しながら熊田さんが後ろを振り返って直接言った。厳つい顔の奥の柔和な目は崩していないが、このレベルのいたずらに気づかないわけ、やっぱりないか…。
しかし、もう少しと思ったのか、剛くんはまだ指掘りをやめない。熊田さんがさらに後ろを振り返ろうとしていたので、私はすぐ剛くんに声をかけた。
「もしもーし。ドラグール大王がお呼びですよー。順番が来たからコースを歩こうね。」
すると、少年はあっさりとドラグールの尻責めをやめてパンツの中から両手を抜いた。「熊田さん、ありがとね。」と言って指をしゃぶる笑顔はとても満足げだ。
それもそのはず、両手の指はそれぞれどの指もウンコまみれだった。親指も入れてみたのか…。ずいぶんとねっこりした明るい茶色の汚泥にまみれた指の全てが、幼児の泥遊びどころではない汚れ方だ。何でもたくさん食らう中年の生臭いウンコの匂いが私の鼻のほうにまで流れてきた。おそらく、大王の牙の奥にある熊田さんのデカ鼻のほうにも。
そして、仕事を終えた剛くんは不意にしっぽの下の“仕掛け”に手を伸ばした。
じいぃぃっと、5cmほどジッパーを下げると、ドラグール大王の尻の穴が見えた。見えた、という想定は早くも裏切られ、太くて茶色いウンコの頭が水着の仕掛けからひょっこりと顔を出した。
玉裏まで見えるほどではなく、水着のままで尻穴だけを露出させるための仕掛けだ。その尻の穴からウンコの頭が出ていれば、ぴっちりと張り付いた水着の裂け目から“出っ張った物”が外気にさらされる仕掛けだ。もしその“出っ張った物”がもっと出てしまえばそれは太いしっぽになり、そして…。
私は首にかけているカメラでその恥ずかしい立ち姿と、3cmくらいの太いウンコの頭がこんにちはしているエロすぎる尻のドアップを1枚ずつ収めた。
にやっと邪悪な笑みに戻ると、剛くんは少し汗をかいている熊田さんの背中に顔を付け、わんさと毛のはみ出ているワキの下に思いきり鼻を突っ込んで数秒深呼吸した。私も予想外だったが熊田さんはかなりびっくりしたようで、直立のまま後ろからワキをすーはーと嗅がれていた。
顔を上げた剛くんは、憧れの眼差しで大人の広い背中を眺めながら「ワキ、すっげえ男臭い匂い。」と誰にともなく言ってコースに入っていった。
「いやあ、プールは湿気が多いから汗が出てきちゃったかなあ。ははは。」
そう照れ隠しする大王の後ろで、湿気とは関係なく既に出ているウンコの頭を私は手早くジッパーを上げて外から見えなくした。見えなくしたといっても、しっぽの下で縦に食い込む割れ目の一部がひょっこりと膨らんでいるのはタイミングさえあれば誰でもよく分かるだろう。
そのタイミングは後でたっぷり作ってあげますよ。私はぎりぎりのところで、こちらを振り返った熊田さんの視界からジッパーを戻す手を隠した。
指は、仕掛けを戻す前に触ったウンコの露でべとべとだ。軟らかいカスも少し付いたようだ。出せない物から汁やカスがじくじくと出てしまって、相当我慢しているんだな。
「あの、トイレ大丈夫ですか?」
この前の事件もあり、汗をかきながら尻をぐっと締めている熊田さんの様子を心配しないわけにもいかず、私はストレートに聞いた。ここでトイレにダッシュされては昼一番のウンコは手に入らない。我々がもっと情けない目に遭わせるまで、なんとか辛抱してもらいたいところだが。
「全く大丈夫です…。大丈夫です。」
実は少し期待していた理想的な答えを、熊田さんはちょっとよどみながら力強く言い切った。
うわ、生ぐせっ。55歳の親父のウン汁を嗅ぐ。茶色のワタのようなカスからは腸液もふんだんに含まれているような、便意と戦う男の体内の苦みが舌にじゅわっと広がる。熊田さんが、あまり間を置かずに続けて言った。
「今トイレに行ったら、いたずら坊主をがっかりさせてしまいますから…。」