小寺竜彦の父親である一男は逞しい体をぴたりと静止させ、困ったような顔をした。いったいどうしたらいいのか、分からなくなったようだ。
「聞こえませんでしたか?私はお父さんに下半身すっぽんぽんになれって言ったんです。私も忙しいんですから、早くしてくれませんか?」
「あの…何のために?パンツも脱がないといけないんでしょうか?」
小寺さんが躊躇したまま動かない。椅子から立ち上がろうともせず、俺の顔を食い入るように見つめている。俺に嘘だと言ってもらいたいのだろうが、その当惑顔を俺は冷ややかな視線で見返した。
「小寺さんの尻の穴を検査するって言ったでしょう?パンツ脱いで机に上がってください。私に尻を突き出す格好で体育座りしてもらいます。分かりましたか?」
「その…思っていたのとちょっと違います…。体も洗ってないし…。」
ガテン親父は堂々とした体格に似合わず口の中でもごもごと抗議したが、そんな訴えを相手にする俺ではない。
「おやおや、息子さんの態度の悪さは父親譲りですか?かわいいお子さんにはあなたのような苦労続きの人生を歩んでほしくないんでしょう?だったら、俺が特別に人助けしてやろうって言ってるんですよ。早く机の上でケツの穴を見せなさい。できないんですか?」
「いや、その、できないわけじゃ…。」
俺に手で急かされ、小寺さんは椅子から立ち上がってのろのろと指示に従った。
くたびれた安全靴からむくみ気味のデカ足を抜き取り、厚手の靴下で冷たい床に立つ。とたんに納豆のような腐敗臭が漂ってきた。親父の足の匂いだ。
作業ズボンを躊躇いがちにばさっと脱ぐと下は白ブリーフ一枚。前にオシッコのシミが広がり黄色くなっている。
ぐっしょりと染み込んだ汗で太い下半身にぴっちりと張り付いたでかいブリーフを両手で少しずつ下に下げていく。綿の生地があちこちで引っかかり、見るからに脱ぎづらそうだ。陰毛が見えてくると小寺さんはそれをごつごつした広い手で隠そうとした。俺は激しく首を横に振った。
「何やってるんですか。小寺さんは今から罰を受けるんですよ?男らしく隠さず脱ぎなさい。」
「はい…。」
既に親父の耳がほんのりと赤くなり始めている。二回りも年下の男にこれほどぞんざいに命令されるなど、たとえ相手が息子の担任教師であっても屈辱を感じずにはいられないだろう。
ぼろんと飛び出す赤黒いチンポと毛だらけの玉袋。でかい。見栄剥きする余裕も与えられず、チン毛の絡まった仮性包茎の親父マラを申し訳なさそうにさらしている。
脱ぎ終えたズボンとブリーフを俺は取り上げ、小寺さんの手の届かないところに置いた。下半身すっぽんぽんになった小寺さんが椅子を踏み台にしてでかい体をよいしょと持ち上げ、「研究用」のだだっ広い机の上に上がって正面を向くと、両膝を抱えてどっしりと座り込んだ。
「もう少しよく見えるように股を開いて尻を前に押し出してください。」
親父がずりずりと机のきわまでデカ尻を動かしてきた。
浮いた両足を俺の椅子の肘掛けにそれぞれ乗せてやる。2本指の靴下からかなり強い納豆臭がする。夏場で蒸れやすいのは分かるが、親父さん、普段もあまり足を洗ってないんじゃないか?
「手は膝から離して後ろで体を支えるようにして。尻をもっと上向きに突き出してください。」
小寺の返事は消え入りそうなほど小さかったが、忠実に言われたとおりの体勢を取った。おかげで割れ目が開き、尻の穴が白日のもとに丸見えとなる。
「よく見えてますよ。これがガテン親父の穴か。くせえ穴だなあ。匂ってるぞ。」
「はい、すみません…。」
実際、汗でいっそうシワになった親父のケツ穴から、もわあっと臭い匂いが上がっていた。柔らかそうな穴のシワは仕事上がりの汗でぬるつき、黄土色のカスがびっしりとこびりついている。
「スネ毛も濃いけど、ケツの割れ目はかなり毛深いですね。拭き残しがたくさん付いてる。これだけ毛深いと尻を拭くのも大変でしょうね。」
今まで誰にも見せたことのない、もちろん息子の竜彦も、当の小寺本人でさえ見たことのない尻の穴。俺は両手で軽く割れ目を開いて、親父の毛深い秘部にそっと鼻を埋めた。
つんと鋭い糞カスの匂いが鼻を刺す。臭い。息子も嗅いだことのない父親の不潔な肛門の匂いは俺の食欲を否が応でもかき立てる。白ブリーフを広げ、後ろの汚れを確かめた。
「穴は申し分なく臭い。ブリーフの後ろにも見事にウン筋が付いてますね。今朝は大をしたんじゃありませんか?」
「はい、毎朝しています。」
白いブリーフの真ん中にこってりと走る太いウン筋を見せつけられた小寺が恥ずかしさのあまり顔を紅潮させ、哀れっぽい声で正直に答えた。
「毎朝ですか。それじゃ、小寺さんのケツは毎日汚くて、パンツも汚れっぱなしってことですね。」
恥ずかしすぎて何も言えない親父。俺はグレーの靴下の先にも鼻を寄せた。
大小の袋に収まった親父の足指の匂いはなかなか強烈だ。親指は爪の間に汗カスが溜まっているのか両方ともとても酸っぱ臭かった。
そして、全ての指の付け根が納豆臭い。特に、広い袋のほうはそれぞれの股の付け根が直に蒸れ合って大変な匂いを作り出している。
「足もくせえなあ。小寺さん、水虫持ちでしょう?」
「はい…。」
足先を嗅がれて布にくるまった男のぶっといふくらはぎがぴくっと震える。返事が小さすぎて声がかすれている。
ブリーフにウン筋が付くくらいだからやはり足もろくに洗っていないのだろう。小寺の前で濃いウン筋を嗅いでみせ、くせっ、と吐き捨てて3Lサイズの白ブリーフを横に放り投げてから俺は言葉を続けた。
「言っておきますが、今のは俺からの褒め言葉です。炎天下で肉体労働に従事する男のケツ穴はこのくらい臭くて不潔なほうがいい。足だって蒸れて納豆臭いほうが男らしい。
その男らしい小寺さんの肛門にこれから罰を与えます。小寺さんは今おいくつですか?」
「ええと、確か…49です…。」
「では、49年生きてきて経験したことのない過酷な罰になるでしょう。息子さんの進路のために、しっかり我慢してくださいね。分かりましたか?」
そのままではうつむいてしまいそうな父親の顔を指先でぐいと上げさせる。
「はい…。私には、ケツの穴を見られるだけで充分過酷です…。」
「何言ってるんですか。あなたの罰はこれから始まるんですよ。手始めに尻の中を調べます。じっとしているように。」
俺は人差し指をさっとしゃぶると、丸見えになったガテン親父の湿った秘穴にぬぶうっと第二関節まで差し入れていった。